@article{oai:hsuh.repo.nii.ac.jp:00011116, author = {八木, こずえ}, issue = {27}, journal = {北海道医療大学看護福祉学部紀要, Health Sciences University of Hokkaido Journal of nursing and social services}, month = {Dec}, note = {目的 本研究の目的は、昨今のうつ病の病態変化に伴う対応困難なうつ病の患者と関わる精神科看護師のストレス状況を明らかにし、その低減を目指すことである。 方法 特定の課題に焦点を当てて解決策を練り、変化をもたらすアクションリサーチを用いた。本論文は精神科看護師を共同研究者とする2 年半の研究のうち、ストレス状況の解明に取り組んだ研究前半の報告である。「受け持ち看護師の役割認識とケアの現状」について病棟看護師にインタビューし、質的記述的に分析するアクションに取り組み、共同研究者の変化を記述した。 結果 看護師は高い役割意識で受け持ち患者に関わる一方、他責や依存等のネガティブな反応を受け止める負担が強かった。データに触発されて共同研究者のリフレクションが深まり、昨今の要求を抑制できない患者の傾向は親身な関わりによって増長しやすいことや、反発を恐れる妥協的関わりの葛藤に気づき無力感が軽減された。本質的な課題に向き合い実践にも変化が生じた。 考察 病態像の変化に応じて看護のあり方も再考が必要となることが示唆された。共同研究者がケア環境に潜むストレス状況への洞察を深めることは、対応困難がもたらしていた無力感や自責感を払拭し、ケアのリフレクションを促し、実践の変化をもたらす機会となる。}, pages = {51--60}, title = {対応困難なうつ病患者に関わる精神科看護師のストレス低減の取り組み―ストレス状況の解明に焦点を当てたアクションリサーチ―}, year = {2020} }